エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.610
2017.11.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
柔軟性があり、取り回しに優れたスリーブケーブル「SLEEMAX」を採用。カスタマイズ不要で理想のケーブルを利用できる |
「MaxTytan」シリーズは、すべてのケーブルが着脱可能なフルモジュラー仕様で、そのケーブルには「SLEEMAX」と呼ばれるスリーブケーブルが採用されている。スリーブケーブル化は電源ユニットにおける上級者カスタムの定番だが、それが標準仕様に盛り込まれているというワケだ。
なお「EDT1250EWT」の電源コネクタは、ATX 24(20+4pin)×1、CPU(4+4pin)×2、PCI-Express(6+2pin)×8、SATA×16、4pinペリフェラル×8という構成。GPU用もストレージ用も多数のコネクタを揃えている。
先端が20+4pinに分離可能なATXケーブル。電源ユニット側は2系統に分かれ、それぞれを該当のコネクタに接続する仕様になっている | CPU用の補助電源は、ケーブル2本で2系統(8pinと4+4pin)を用意。サーバー向けのマザーボードにも対応する |
グラフィックスカード用のPCI-Express補助電源ケーブルは、8本で8系統。Quad-SLI構成のウルトラハイエンド環境にも給電できる | SATAの電源ケーブルは4本で、合計16系統に給電できる |
ペリフェラル4pinは、4系統を備えるケーブル2本が同梱。変換ケーブルを使用して、FDD電源コネクタにも給電できる |
製品には、スリーブケーブルをまとめられるストラップが多数同梱されていた |
「MaxTytan」シリーズの嬉しい付属品「COOLERGENIE」。CPUクーラーの冷却ファンやケースファンを接続、まとめて制御できる |
「MaxTytan」には、システムの冷却を一括制御できるファンコントローラ「COOLERGENIE」が付属している。専用コネクタで電源ユニットに接続し、CPUクーラーのファンとケースファン×3の動作モードをボタンで切り替えられる機能だ。
ユニットの側面には、CPUクーラー用のファンコネクタとパルスを返すためのマザーボード用コネクタ、ケースファン用コネクタ×3を搭載。動作モードは、システム負荷40%以上でファンを回転させる「Whisper mode」、負荷55%で回転させる「Silence mode」、ファンを停止させない「Off mode」の3パターンが用意されている。
なお、接続されたファンはシャットダウン後も45秒間動作し続けるというオマケの機能付き。ケース内部のホットエアを滞留させずに排出できるため、システムの寿命を延ばすことに役立つ。
側面には、電源ユニットと接続する専用コネクタを搭載。トップのボタンでモードを切り替える仕様だ |
ファンコネクタは、CPUクーラー用×1とケースファン用×3を実装。マザーボードにパルスを返すための、マザーボード接続用コネクタも備える |