エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.610
2017.11.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いて「MaxTytan」の内部構造を確認すべく、筐体を開梱。その設計の妙を直接眺めてみよう |
「MaxTytan」は、1次回路・2次回路ともに日本メーカー製の105℃コンデンサを採用した、信頼性に優れた設計。また、独自のDC-DCコンバータを組み込むことで、安定した出力電圧と高効率を実現している。
そのほか、過電流保護(OCP)、過電圧保護(OVP)、低電圧保護(UVP)、過温度保護(OTP)、過負荷保護(OPP)、短絡保護(SCP)、サージ保護(SIP)といった、各種保護回路も完備。「ErP Lot6 2013 & ErP Lot3 2014」に準拠した仕様のため、スタンバイ時の待機電力は0.5W未満と極めて少ない。
さすがは高級モデルだけに、非常に整った印象の内部構造。筐体自体が大きめなため、各種コンポーネントは余裕をもって配置されているようだ |
まずは電源入力部から。ノイズの混入や突入電流を防止するインレットフィルターを備えている |
こちらは「Wattage Meter」のLCD基板だ | 1次回路側の整流回路 |
日本ケミコン製の105℃コンデンサが並んで搭載されている |
80PLUS TITANIUM認証の高効率モデルとあって発熱は少なく、ヒートシンクも比較的小ぶりのものが実装されている |
中央に並んで搭載されているメイントランス |
2次側の整流・平滑回路。こちらにも日本ケミコン製コンデンサの105℃品が実装されていた |
出力電圧を安定させる、独自のDC-DCコンバータ。すぐ隣にはPWMコントローラ基板が実装されている |
電源コネクタが接続されるモジュラー基板 |
特許取得の冷却ファン「Twister Bearing Fan」。回転数は最大1,500rpmで、負荷に応じたスマート動作に対応している |