エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.610
2017.11.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、「AIDA64 Extreme Edition」が搭載するシステムテスト「System Stability Test」を実行、先ほど同様に30分間連続で動作させる。なおテストにあたっては、最大限の負荷がかかるようすべての項目にチェックを入れた。「Wattage Meter」が示した消費電力は310Wほど。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
+12Vは定格フラットで、最大最小値の差は0.096V。なんと+3.3Vと+5Vも合わせて、最大最小値が「OCCT」時と同じ結果となった。通常はある程度数値にブレが出るのが当たり前なところ、まったく変動なしとは心強い。極めて優秀な安定性を示している。
次は、3Dグラフィックス描画時の挙動をチェックするべく、やはり定番の3Dベンチマークソフトである「3DMark」を動作させることに。4K解像度環境の強力な負荷がかかる「Fire Strike Ultra」をカスタムモードで30分間ループ。消費電力は357Wで、「OCCT」時とほぼ同じだった。
「3DMark:Fire Strike」による各電圧の変化 |
「3DMark:Fire Strike」による各電圧の最大/最小/平均値 |
+12Vの最大値が定格以上で推移しているため、最大最小値の差は0.192Vと、これまでで最も大きくなった。ただし平均との差はわずか0.099Vであり、ほとんどのシーンで出力のブレが少ないであろうことが窺える。ちなみに+3.3Vと+5Vは、最大最小値がこれまでのテストとまったく同じだった。