エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.611
2017.11.06 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
お馴染みの内部構造チェック。側面の“Warranty Void”(剥がすと無効)シールを剥がして分解だ |
ここからは、“エルミタ撮って出し”のお馴染みとなっている内部構造のチェックに進んでいこう。「RAIDER Ⅱ」シリーズは、電源ユニットの制御に必要な機能を2つの独自ICに集約することで、電源回路を簡略化。奥行き140mmのショートタイプだが、内部はかなりスッキリしている。
「RA2-750」の内部。メイントランスや日本ケミコン製コンデンサなどが見てとれる |
電源入力部。ノイズを除去するセラミックYコンデンサやXコンデンサ |
1次側の整流回路まわり |
1次側平滑回路からアクティブPFC回路まわり。大容量な日本ケミコン製コンデンサを実装している |
日本ケミコン「KMR」シリーズの105℃コンデンサ | 今回分解した「RA2-750」では、2次側回路にも日本ケミコンやルビコン製コンデンサが実装されていた |
ファンブレードの直下に配置されたメイントランスとサブトランス |
2次側回路やDC-DCコンバータ |
今回分解したモデルの120mmファンは、ADDA「AD1212HS-A71GL」を搭載。ADDAのデータシートでは回転数が220rpmになっているが、2200rpmの間違いだろう……。なお、風量は85.2CFMになる | 剥がすと保証が一切受けられなくなる側面の“Warranty Void”シール。PCケース取り付け時に、誤ってシールを削ってしまわぬように注意したい |