エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.619
2017.12.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ここからは評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスや冷却能力等を検証していく。なお、本稿の冒頭でも触れたとおり、評価機は標準構成をベースにグラフィックスカードがGeForce GTX 1070から、GeForce GTX 1070 Tiにアップグレードされている。
「CPU-Z 1.81.0」でプロセッサを確認。6コア12スレッドを実現するCoffe LakeコアのCPU Core i7-8700Kを搭載。マザーボードにはIntel Z370 Express搭載のASRock「Z370 Extreme4」を採用する |
メモリは標準構成のDDR4 8GB(4GB×2枚)から倍のDDR4 16GB(8GB×2枚)を搭載。動作クロックはDDR4-2400MHz |
GPU-Z 2.4.0の結果。搭載するグラフィックスカードは、サイコムオリジナル水冷仕様のGeForce GTX 1070 Ti搭載モデル。クロックはリファレンスに準拠 |
主要スペックをデバイスマネージャーでも確認。Core i7-8700Kの12スレッドやグラフィックスカードのGeForce GTX 1070 Tiがしっかり認識されている |
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い、Core i7-8700Kの実力を確認しておこう。
6コア12スレッドの性能がしっかりと表れた。シングルコアの数値は207、マルチコアの数値は1,509を記録し、特にHyper-Threadingによる12スレッドの効果は大きい。ターボ・ブースト時の最大クロックで4.7GHzまで上昇するCore i7-8700Kは、PCゲーム用のCPUとしても最適。もちろん、コア数を活かしたレンダリングや動画のエンコード等の複数同時処理を行うシーンにおいても十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。