エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.619
2017.12.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
次に定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」を実施する。評価機が搭載するグラフィックスカードは最新のGeForce GTX 1070 Tiへとアップグレードされており、パフォーマンスが気になるところ。プリセット設定はAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy Extreme」と「Time Spy」の他、「Fire Strike Ultra」「Fire Strike Extreme」の4種類を選択している。
DirectX 12で4K(3,840×2,160ドット)対応の「Time Spy Extreme」では総合スコアが3,102、WQHD(2,560×1,440ドット)対応の「Time Spy」では6,801をマークするなど、いずれも最新のハイエンドグラフィックスカードらしい優秀なスコア。
一方、DirectX 11を使用する4Kゲーミングを想定した「Fire Strike Ultra」では総合スコアが4,853、「Fire Strike Extreme」では8,936を計測。重量級のゲームでも高解像度・高画質設定で快適なプレイができる。
さらにハードウェアテッセレーションを駆使した重量級の3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」の結果を確認していこう。プリセット設定は、DirectX 9のAPIを使う「Basic」と、DirectX 11のAPIを使う「Extreme」の2種類を選択した。
DirectX 9ベースの「Basic」では、Average FPSが185.9、MaxFPSでは368.1を記録するなど、期待通りの結果。一方DirectX 11ベースの「Extreme」でも、Average FPSが129、MaxFPSでも289.8を記録。NVIDIAの最新GPU搭載グラフィックスカードにふさわしい、申し分のないスコアだ。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のスコアを確認していく。APIは「DirectX 11」で、描画品質は“最高品質”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットで計測を行った。
1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドットでは、スクウェア・エニックスの指標である“非常に快適”を満たす7,000を大きく上回るスコアを記録。CPU性能も反映しやすいベンチマークだけに、最大クロックで4.7GHzで動作するCore i7-8700Kとの組み合わせは相性抜群。ゲームをする際に気になる解像度1,920×1,080ドット時(DirectX 11)は18,038を記録するなど、パフォーマンスについて心配は皆無だ。