オリジナル3連ファンクーラーの構造をチェック

注目のオリジナル3連ファンクーラーを基板から外して、構造をチェックしていこう

最上層の冷却ファン、中間層のヒートシンク、最下層のメタルプレートの3層構造で構成されるオリジナルクーラー。基板全面を覆う2ブロックのヒートシンクにはφ8mm×3本、φ6mm×3本の計6本のヒートパイプを搭載。さらに受熱ベースには熱伝導効率に優れる「Vapor Chamber」を採用することで、GPUやHBM2メモリの熱を素早くヒートシンク全体に拡散することができる。またメタルプレート層には、電源回路の冷却を補助するためヒートパイプ付きヒートシンクを2基実装。これらのヒートシンクに92mm×2、80mm×1の計3基のファンで風を吹き付けることで、消費電力の大きいRadeon RX Vega 64の発熱を完全に押さえ込む仕組みだ。

最上段の冷却ファン搭載カバーを外すと、基板ほぼ全面を覆う2ブロック構成の大型ヒートシンクが姿をあらわす

ヒートパイプはφ8mm×3本とφ6mm×3本の計6本。なおφ6mmの1本は後部ヒートシンクのみに搭載される

VGAクーラーの最下層には基板保護と放熱をサポートするメタルプレートを搭載

メタルプレートには電源回路を冷却するため、ヒートパイプ付きヒートシンクを2基実装

GPUコア/HBM2メモリ接触部には一般的な受熱ベースより効率のよい「Vapor Chamber」を採用	フロント側のヒートシンクはファンコネクタなど、各種コンポーネントに干渉しないようデザインされている

クーラーカバーに搭載される3基のファンは、ネジ1本で交換できる「NITRO Quick Connect」仕様

冷却ファンはいずれもChampionブランド製で、口径は中央ファンが80mm、両サイドが90mm