エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.630

AMDグラフィックスカードの最高峰、SAPPHIRE「NITRO+ RX VEGA 64 LE」検証

2018.01.19 更新

文：エルミタージュ秋葉原編集部池西樹

Radeon RX Vega 64 SAPPHIRE グラフィックカード

14+1フェーズ電源回路を備えるオリジナル基板

「NITRO+ RX VEGA 64 LE」では、VGAクーラーだけでなく基板もオリジナル設計だ。電源回路は14（GPUコア）+1（メモリ）フェーズ構成で、先代モデル「Black Diamond Chokes 3」より効率を高め、発熱を15％以上低下したという「Black Diamond Chokes 4」など、高品質コンポーネントを贅沢に搭載。また8pinの補助コネクタには、それぞれ20Aまで対応するヒューズを備え、安全性と信頼性を高めている。

実測280×117mm（コネクタ部含まず）の大型基板を採用。Radeon RX Vega 64では、メモリがGPUに統合されているため比較的スッキリとした印象だ


電源回路はGPUコアが14フェーズ、HBM2メモリ1フェーズの計15フェーズ。チョークコイルはいずれも「Black Diamond Chokes 4」を採用する

Radeon RX Vega 64では、8GBのHBM2メモリが同一ダイ上に実装される


8pinの補助電源コネクタには薄型のチョークコイルと10A×2のヒューズを搭載


冷却ファンやLED用のピンヘッダは基板右下にまとめて配置	BIOSを保存するELAN Microelectronic製EEPROM「EM88F758NSO20J」は2基搭載