エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.632
2018.01.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、「AIDA64 Extreme Edition」が搭載するストレステスト「System Stability Test」を動作させる。最大限の負荷がかかるようにチェックボックスを埋め、同じく30分間連続でテストを実行した。なお、その際の消費電力は最大266Wだった。
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の変化 |
「AIDA64 Extreme Edition:System Stability Test」による各電圧の最大/最小/平均値 |
こちらも定格を下回ることはなく、+12Vでの最大・平均差は0.002Vと極小。+5Vと+3.3Vも有為な差はほとんどなく、テストの前後で極めて出力が安定していることが分かる。ちなみに先ほどの「OCCT」と電圧値を比べてみると、最大値はまったく同一で最小値もほぼ同様と、負荷が変わってもブレなく動作していることが窺える。
さて次は、ハイパフォーマンスを要求される3D描画時において、「NeoECO GOLD」の挙動を確かめたい。定番の3Dベンチマークソフトである「3DMark」から、DirectX 12対応の4Kテスト「Time Spy Extreme」を選択。カスタムモードで30分間ループさせ、電圧変動をチェックする。なお、テスト中の最大消費電力は258Wだった。
「3DMark Time Spy Extreme」による各電圧の変化 |
「3DMark Time Spy Extreme」による各電圧の最大/最小/平均値 |
刻々と負荷が変化するテストながら、まったく動揺が見られないのはさすが。+12Vはほぼ最大値に張り付いているため、最大・平均の差はわずか0.003V。+5Vも0.027Vで+3.3Vは0.018Vと、いずれも優秀な挙動を示している。これも変換効率やノイズ耐性に優れた、「NeoECO GOLD」の設計があってこそだろう。