エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.638
2018.02.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
GIGABYTE「Z370M DS3H」 実勢売価税込15,000円前後(2018年1月27日発売) 製品情報(GIGABYTE) |
今回の主役となる「Z370M DS3H」は、GIGABYTEマザーボードのスタンダードシリーズ「Ultra Durable」に属するエントリーモデルだ。MicroATXマザーボードとしてはもちろん、Intel Z370チップ搭載モデルの中でも最安クラスの価格設定が魅力。できるだけコストをかけずにCoffee Lakeマシンを組みたい、という向きにはうってつけのモデルといえる。
1月末に発売された、GIGABYTEのIntel Z370搭載マザーボード「Z370M DS3H」。品質にこだわりつつ価格は最安クラスという、お買い得なMicroATXマザーボードだ |
もちろんGIGABYTEならではの高品質設計は健在。拡張スロットの接点を強化する特許取得済みの「Double Locking Bracket」や、2基のBIOS ROMで冗長性を確保した「DualBIOS」、マザーボード劣化の原因となる硫黄化合物からコンポーネントを保護する「Anti-Sulfur」といった、頑丈さや信頼性を高める機能を複数備えている。
また、メイン基板のデジタルノイズを防ぐ分離構造を採用したオーディオを回路には、音響向けの高性能コンデンサを実装。RealtekチップによるギガビットLANはネットワーク帯域を制御できる「cFosSpeed」に対応するほか、水冷ポンプ対応のハイブリッドファンコネクタ「Hybrid Fan Pin Headers」と、それを制御する高性能ファンコントローラ「Smart Fan 5」を搭載する。
ゲーミング志向のイルミネーションなど派手な機能こそないものの、高品質はそのままに、厳選した機能が盛り込まれているといった印象だ。引き続き、次項からはエリアや機能別に「Z370M DS3H」の構成をチェックしていこう。
GIGABYTEの品質基準「Ultra Durable」を満たした、スタンダードシリーズに属する。パッケージにはそのロゴに加えて、音響コンデンサ採用のオーディオ回路やM.2スロットの搭載が記載されている |