エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.641
2018.03.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi
ここからは評価機を実際に動作させ、各種ベンチマークテストによりパフォーマンスや冷却能力を検証していく。今回借り受けた評価機は、メモリのみカスタマイズされた”ほぼ標準構成”。テスト結果を参考に、アップグレードの参考にしてほしい。
「CPU-Z 1.82.2」でプロセッサを確認。6コア12スレッドを実現するCoffe Lakeコアの最上位CPU Core i7-8700Kを搭載。マザーボードにはIntel Z370 ExpressチップのASRock製「Z370 Taichi」を採用する |
メモリは標準構成のDDR4 16GB(8GB×2枚)から2倍のDDR4 32GB(8GB×4枚)にアップグレード。ブランドも人気のCrucial「Ballistix Sports LT」シリーズが採用されていた |
GPU-Z 2.7.0の結果。搭載するグラフィックスカードは、サイコムオリジナル水冷仕様のGeForce GTX 1070 Ti搭載モデル。クロックはリファレンスに準拠 |
主要スペックをデバイスマネージャーでも確認。Core i7-8700Kの12スレッドやグラフィックスカードのGeForce GTX 1070 Tiがしっかり認識されている |
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBEHCN R15」を使い、Core i7-8700Kの実力を確認しておこう。
6コア12スレッドの性能がしっかりと表れた結果。シングルコアの数値は211、マルチコアの数値は1,515を記録した。Hyper-Threadingによる12スレッドの効果も大きく、ターボ・ブースト時には最大クロックで4.7GHzまで上昇する。Core i7-8700Kを標準構成で採用する「G-Master Hydro Z370 Extreme」はPCゲームだけではなく、コア数を活かしたレンダリングや動画のエンコード等の複数同時処理を行うシーンにおいても十分なパフォーマンスを発揮してくれるだろう。