エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.642
2018.03.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
「X399M Taichi」とフラッグシップCPU Ryzen Threadripper X1950をベースにしたハイエンドPCを構築し、実動検証を開始 |
ここからは「X399M Taichi」と16コア32スレッド対応のRyzen Threadripper X1950を使いハイエンドPCを構築。実際の動作を検証していこう。なおテストセッション後半では、堅牢な電源回路を生かし手動にチューニングによるオーバークロックにも挑戦している。なおテスト環境の詳細は以下の「テスト機材構成表」の通りだ。
マルチスレッド処理ではおおむね3.70GHz、シングルスレッドのライトな処理では、最高4.20GHzまでクロックが上昇 |
AMD SMT機能を搭載するRyzen Threadripper X1950。OS上からは32個の論理コアが認識される |
チップセットやピンヘッダのRGB LEDライティングは専用アプリ「ASRock RGB LED」やUEFI BIOSから設定可能。なお評価機ではまだベータBIOSのため、カラーやライティングモードは変更できなかった |
「X399M Taichi」の制御プログラムは、マウス操作に最適化された「インタラクティブUEFI」を搭載。必要な情報に1画面でアクセスできる簡易モード「Easy Mode」と、BIOSのような詳細設定ができる「Advanced Mode」の2種類のモードを備え、必要に応じて「F6」キー(またはマウスクリック)でシームレスに変更可能だ。なお基本機能は「X399 Taichi」と同じため詳細はそちらに譲るとして、今回は特徴的な機能に絞って紹介をして行きたい。
CPUやメモリ、ファンの回転数などを1画面で確認できる「Easy Mode」。チューニングをしないなら、こちらの画面で一通りの作業をこなすことができる |
「Tools」にある「FAN-Tastic Tuning」を使えば、CPUやマザーボードの温度に合わせて各ファンポートの回転数を細かく制御可能 |
「F6」キーを押すと「Advanced Mode」へ移行。各機能は8つのタブに分類されている |
各種チューニング項目が揃う「OC Tweaker」。CPU、メモリともこちらで細かくオーバークロック設定を行うことができる |
「Advanced」タブでは、CPUやチップセット機能の有効・無効などを設定可能 |
ASRockの独自機能は「Tool」タブにまとめられている |
PCの調子が悪い場合は、システムの状態をリアルタイムに確認できる「H/W Monitor」タブをまず確認しよう |