エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.646
2018.03.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
N7 Z370 市場想定売価249.99ドル(国内市場未発売) 製品情報(NZXT) |
NZXTブランド初のマザーボード製品となる「N7 Z370」。まずひときわ目を引くのが、基板ほぼ全面を覆うドレスアップ用のメタル製カバーの存在だ。カラーバリエーションは今回評価サンプルとして届けられたホワイトの他、ブラックの2色がラインナップ。いずれも光沢のない落ち着いたマット仕上げが施されており、同社製PCケース、特に以前詳細検証をお届けした最新ミドルタワー「H700i」とのマッチングには最適だ。
公式ホームページにある「H700i」の組み込み例。まるで専用マザーボードのように「N7 Z370」が自然に溶け込んでいる |
また機能面に目を向けると、専用ユーティリティ「CAM」で制御ができるファンコントローラ「GRID+」や、ライティングコントローラ「HUE+」を搭載。さらにオンボードのノイズセンサーを使いファンの速度と騒音レベルを解析する「Adaptive Noise Reduction」アルゴリズムをベースにした「機械学習」機能もサポート。これまでも先進的なデザインや独創的なギミックで、多くの自作派を唸らせてきたNZXTのマインドは「N7 Z370」でもしっかりと継承されている。
メタル製カバーのカラーはマットブラックも選択可能。組み込み例を見ると分かる通り、PC全体の印象がガラリと変わる |
続いて、簡単にスペックを確認しておこう。チップセットにIntel Z370を採用するATXマザーボードで、CPUはIntelのメインストリーム向けとなるCoffee Lake世代のCore i7/i5/i3に対応。メモリスロットはDDR4-3866×4本(最大64GB)、ストレージインターフェイスはSATA3.0(6Gbps)×4、M.2×2で、拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express3.0(x4)×2、PCI-Express3.0×1を搭載。なおマルチグラフィックスは2-WayまでのNVIDIA SLI/AMD CrossFire Xをサポートする。
白と青紫を基調にしたシンプルなデザインのパッケージ。裏面には「CAM」についての説明に広くスペースが割かれている |
マザーボードは、さらにアクリルカバーを備えた内部ボックスに保護された形で収納。また付属品はパッケージの底面部分にまとめられていた |