エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.650
2018.04.12 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
次は計2箇所のストレージ収納スペースについて解説しよう。ひとつ目は左側面から見て右上に位置する、2.5/3.5インチ共用シャドウベイだ。In Winロゴが入ったABS樹脂製の専用トレイは全2段を用意。手前にレバーを倒して引き出すと、3.5インチHDDまたは2.5インチSSDが最大2台まで搭載できる。
ABS樹脂製の専用トレイ。3.5インチHDDは両サイドに備え付けられたピンによる固定。2.5インチSSDは底面4つの穴を利用したネジ留めで搭載する |
ここが唯一の3.5インチHDD収納スペース。コネクタの向きは右サイドパネル側になるため、できればL字SATAコネクタケーブルを用意したい |
ふたつ目のストレージ収納スペースは、マザーボードトレイ背面下部。ここには2.5インチSSDが最大2台まで搭載できる、専用トレイがネジ留めされている。整理すると、「101-TUF GAMING」のストレージ収納力は、3.5インチHDD×2台と2.5インチSSD×2台、または2.5インチSSD×4台といった具合で、近頃のミドルタワーPCケースとしては、平均的な装備と言える。
CPUクーラーメンテナンスホールの下側に位置する、2.5インチ専用トレイ。いずれも右側1本の脱落しないハンドスクリューで固定され、In Winのロゴがあしらわれている |
2.5インチSSDは、専用トレイ底面にネジ固定。右手にはマザーボードトレイに固定するハンドスクリューがあるため、コネクタは左方向に向けて搭載する事になる |
ケーブルマネジメント機構も、忘れてはならないチェックポイントのひとつ。電源ユニットがトップマウントだけに、電源を供給するケーブル類は、上部から下方向へ伸びていく。マザーボードトレイ背面を確認すると、要所にスルーホールを設け、結束バンドを固定するフックも装備されていた。近頃のミドルタワーPCとしてはやや控え目ながら、十分に要件は満たしてくれるだろう。
裏配線スペースは実測で約20mm前後。ミドルタワーPCケースとしては平均的な数値が確保できている |