Thermaltake「VIEW 37 RGB」外観デザインチェック

ここからは編集部に到着した評価サンプルをパッケージから取り出し、実機に触れながら検証を開始しよう。まずは外観デザインをくまなく見ていく。

スモーク掛かったアクリルパネルに覆われたフロントパネル

PCケースの顔であるフロントフェイス。「VIEW 37 RGB」は、フロントパネルの9割方がアクリルパネルで覆われている。内部が透けて見える”魅せるPC”構築を意識したデザインだが、一番の目的は標準搭載される2基のRGB LEDファンの発光を楽しもうというもの。ケーブルが行き交う箇所などを目立たせない工夫として、透過度が低いブラウン系のスモークに色付けされている。なお最上部はスイッチ類&アクセスポートが一列に並ぶ。またオープンベイ等の装備は一切ない。

アクリル以外の枠部分はABS樹脂製。金属製シャーシには片側4本のファスナーで固定されており、工具不要で着脱が可能。フロントパネル部に各種スイッチ&アクセスポートのケーブルは接続されていないため、パネル着脱時に断線を心配する必要はない

フロントトップのアクセスポートとスイッチ類

前面アクリル製スモークパネルの上部には、アクセスポートとスイッチ類が一列に並んでいる。右端から円形のボタンがPowerスイッチ、その左には上下にPower LEDとアクセスLED。そして左端にある誤操作防止の小さなボタンはResetスイッチだ。中央にはマイクとヘッドホンの各端子、これを境に左右にはUSB3.0とUSB2.0の各ポートが2口ずつ備わる。

アクセスポート数は平均的なミドルタワーPCケースと同等。マザーボードに接続するケーブル類は、右サイドパネル側に配線されている

「VIEW」シリーズならではの透けて見えるトップパネル

外観上、最も特徴的なのはトップパネルだろう。一般的なミドルタワーPCケースの多くは、通気孔を設け、冷却ファンやラジエターの搭載スペースとしてスペースが割かれている。しかし「VIEW 37 RGB」では、左サイドパネルから透明アクリル素材が回り込み、上から筐体内部を見ることができるようになっている。CPUクーラーの側面や、拡張カードなど、普段見る事ができないアングルからの眺めは新鮮で、実に開放感がある。

サイドアクリル窓ならぬトップアクリル窓デザイン。「VIEW 37 RGB」は実に眺めの良いPCケースだ