エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.661
2018.06.03 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
電磁干渉を防ぐシールドに覆われている「Fatal1ty H370 Performance」のオーディオ回路は、Realtek ALC1220ベースの「Creative Sound Blaster Cinema5」だ。基板レベルでシステム側から独立したノイズ耐性に優れた回路設計で、S/N比は120dB。さらに左右のオーディオチャンネル層を分割することで、クロストークの発生を防いでいる。
そのほか、コンデンサには音響専門の「ニチコン製ファインゴールドシリーズオーディオコンデンサ」を採用。前面オーディオ用に最大600Ωに対応したTI製アンプ「NE5532」も実装されている。
オーディオ回路をカバーするシールドは窓付きで、基板上に実装されたLEDが透過する構造になっている |
オーディオチップはRealtek ALC1220を搭載。斜めに実装されたニチコン製の音響コンデンサは、シールド装着状態でもデザイン上のアクセントになっている |
続いては、LEDが内蔵された「I/O Armor」に守られるように並んだ、バックパネルインターフェイスをチェックしよう。ネットワークはIntelチップのギガビットLAN、USBポートはUSB3.1 Gen2 Type-C×1、USB3.1 Gen2 Type-A×1、USB3.1 Gen1×2、USB2.0×2を搭載。左端に並んだUSB2.0ポートの下段は、ポーリングレートを調整可能な「Fatal1ty マウスポート」になっている。また、グラフィックス出力はDisplayPort1.2×1、HDMI×1、D-Sub×1の3系統を装備、DisplayPortは4K/60Hzに対応している。
必要なインターフェイスはほとんど揃っていると言っていいバックパネル。人気のIntel NICを搭載、USB3.1 Gen2ポートもType-CとType-Aの両方を備えている |