ベンチマークテスト：CINEBENCH R15

組み上がったアッパーミドル構成のマシンはどの程度のパフォーマンスを見せてくれるのか、まずは3Dレンダリングを用いる「CINEBENCH R15」でCore i5-8600のCPU性能を確かめてみよう。

従来の4コアから6コアへとパワーアップした恩恵は大きく、旧世代のCore i7に匹敵するマルチスレッド性能を手に入れた。「Fatal1ty H370 Performance」をベースとするなら、ミドルレンジCPUとの組み合わせが最も現実的。シングルスレッド性能も190に迫る上々のスコアとあって、Coffee Lake世代のミドルレンジマシンは、なかなかいいパフォーマンスが期待できそうだ。

ベンチマークテスト：ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

続いては、実際のゲームプレイを想定し、ゲームベンチを動かしてパフォーマンスを確かめる。まずはオンラインゲームの大定番タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」のベンチマークをチョイス。描画品質は“最高品質”にセット、解像度を1,920×1,080ドットと2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3パターンに設定して計測を行った。

今ではややグラフィックス負荷も軽めなゲームに分類されることが多くなっただけに、プレイ環境にはこだわりたいところ。あらためてスコアを見ていくと、ゲーミング標準のフルHDで圧倒的なスコアをマークしているのはもちろん、2K解像度でも“非常に快適”の7000に迫る快適プレイが見込める。さすがに4K環境では“やや快適”までスコアが落ち込むものの、ある程度思い通りの環境で遊ぶことができそうだ。

ベンチマークテスト：FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION

次は、同じくスクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマーク。リッチな環境で遊ぶにはかなりのハイスペック構成が要求されるが、はたしてこの環境ではどこまで食い下がれるだろうか。解像度は1,920×1,080ドット、グラフィックス品質を“高品質”と“標準品質”に変更して計測を行った。

かなりのマシンパワーが要求されるゲームだが、フルHDの標準品質なら“やや快適”な水準で問題なくプレイできる。高品質設定でも“普通”のスコアをマーク、十分遊べなくはないレベルだ。解像度次第では、最新の重量級タイトルもそれほど身構えることなくプレイできるだろう。