エルミタ的「編集部で使ってみた」
2018.08.22 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
液晶パネルにノングレア加工のIPSパネルを採用する「On-Lap 1102H V2」。公称視野角は上下左右89°(水平/垂直178°)とされ、角度による色味の変化も少なく発色も良好。さらに「保護カバースタンド」による角度調整も可能なことから見え方で困ることはないだろう。
広視野角なIPSパネルを採用する「On-Lap 1102H V2」。ノングレア加工のため映り込みも少ない | かなり横から見た場合でも発色などの違いを感じることなく映像を確認できる |
「On-Lap」シリーズの初期モデルで苦手としていた上方向の視野角も十分確保されている |
11.6インチながらフルHDの高解像度出力に対応する「On-Lap 1102H V2」。画像や動画ファイルを中心に扱う場合には画面サイズが気になることはないものの、文字が中心の場合にはスケーリング機能を利用したいと考えている人もいることだろう。そこで100%、125%、150%の3段階のスケーリングの違いによって、どの程度見え方が変わるのか確認してみることにした。なお今回は比較対象として、普段外出する際に使用している13.3インチHD(1,366×768ドット)ノートPC「dynabook R634/L」と、15.6インチフルHDモバイル液晶ディスプレイASUS「MB168B+」を用意した。
「On-Lap 1102H V2」:スケーリング100% | 「On-Lap 1102H V2」:スケーリング125% |
「On-Lap 1102H V2」:スケーリング150% |
「dynabook R634/L」(13.3インチ/1,366×768ドット):スケーリング100% |
ASUS「MB168B+」(15.6インチ/1,920×1,080ドット):スケーリング100% |
スケーリングを等倍の100%に設定すると、表示される文字はかなり小さく、文字が中心の内容だと老眼が始まっている筆者には少々つらい。しかし、スケーリングを推奨設定の150%まで上げると13.3インチのHD表示や15.6インチのフルHD表示と体感的にはほぼ同じレベルまで文字サイズを拡大でき、かなり楽に読むことができる。高解像度のメリットはやや薄れるが、スケーリングの設定は「ディスプレイ設定」から簡単に変更できるので、用途に合わせて都度切り替えるのがオススメだ。