Antec「P5」外観デザインチェック

検証の初めは、外観スタイルのチェックだ。冒頭でも触れた通り、Antecの王道を行くシンプルなスタイルは、自作PC史上に残る名機「P180」のデザインが継承されている。Antec独自の”安定のデザイン”は、違和感なくすぐさま市場に受け入れられる事だろう。

遮音性を高める開閉ドア付きのフロントパネル

「伝統の意匠」を受け継ぐフロントパネルデザインは、MicroATX規格のミニタワーPCケースながら、フロント開閉ドアを装備。素材の質感を演出する表面処理は”brushed metallic effect”で、プラスチックでありながらアルミテイストに仕上げられた。

フロント開閉ドアは、軽量かつ成型のし易さからプラスチック素材が採用されている

さらに見映えだけでなく、ドア内張りには吸音材を貼り付けた二層構造の遮音パネルを採用。「伝統の静音」コンセプトを受け継ぎ、積み重ねられた実績十分の付加価値は、多くのミニタワーPCケース好きから歓迎されるに違いない。

右側にヒンジを設けたフロント開閉ドア。二層構造の遮音パネル仕様で、内部には吸音材が敷き詰められている

フロントトップレイアウトのスイッチ&アクセスポート

各種スイッチおよびアクセスポートはフロントトップ部にレイアウトされている。中央の丸型ボタンはPowerスイッチ、左隣の小さな丸型ボタンがResetスイッチになる。さらに左手にはマイクとヘッドホン端子。右端2つはUSB3.0ポートだ。MicroATX規格のミニタワーとあって、シンプルかつ必要最低限の装備に留められている。

中央Powerスイッチの外周はホワイトLEDが内蔵され、通電時は発光する仕組み

フラットなトップパネルデザイン

トップパネルはいたってシンプル。通気孔等の装備が無い、フラットなデザインが採用されている。キーボードやヘッドセット等、使用後に載せておくといった使い方もできるだろう。