エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.682
2018.09.06 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
最新バージョンの「ADM」では、外出先からスマートフォンを使いNASに簡単にアクセスできるインターネットパススルー機能「EZ Connect」が追加されている。設定も簡単なので、外出先で頻繁にデータにアクセスする場合は忘れずに有効にしておこう。
まず、ASUSTORのアカウントを作成、ログインした状態で、「設定」-「EZ-Connect」からサービスを有効にする |
設定はウィザードに従って進めるだけ。「自動構成」なら、ほぼワンクリックで、サービスの有効化と設定が完了する | 環境などを確認したあと、インターネットパススルーの設定が自動で行われる |
問題なければ一切手動で設定を変更することなく完了する | 「クラウドID」の変更やポートフォワーディングの構成などの設定も可能だ |
「AiData」などのアプリを使えば、外出先から自宅や会社のNASにアクセスできる | ログインには、クラウドIDに加えNASのユーザーIDとパスワードの入力が必要 |
会社に忘れたデータにアクセスしたり、知人に見せたい写真をスマホにダウンロードしたり非常に便利に使うことができる |
「ADM」には中規模以上のオフィス向けの機能も充実している。ASUSTOR製NASを「LDAP」(Lightweight Directory Access Protocol)のクライアントとして追加する「LDCPクライアント」のほか、オフィスでの導入例の多いRAID 5/6使用時に、通常の運用では発見できない不整合を検出・訂正する「RAIDスクラビング機能」や、Seagate製NAS向けHDD「IronWolf」シリーズを使った際により詳細なチェックができる「IronWolf Health Management」などを備える。
サーバー機能は一般的なWindows(CIFS)のほか、FTPサーバーやWebDAVなど各種サービスに対応する |
「ADM 3.1」以降では、「LDAPクライアント機能」をサポート。既存のLDAPサーバーからユーザー情報やグループ情報が取得できる | 通常の利用では発見できない不整合を検出する「RAIDスクラビング機能」にも対応する |
「RAIDスクラビング機能」は「ストレージマネージャ」-「ボリューム」(RAID 5/RAID 6)-「管理」から実行できる |