エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.685
2018.09.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
「C9X299-PG300」は、さすがウルトラハイエンドモデルという充実のストレージ構成を備える。PCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットは2基搭載、それぞれにサーマルスロットリングを防ぐヒートシンクも標準装備する。また、同じくPCI-Express3.0(x4)接続のU.2ポートもデュアル実装するなど、高速ストレージへの対応は万全だ。M.2とU.2ともにRAIDレベルはRAID 0/1をサポートする。なお、U.2ポートは、搭載するCPUに応じて一部PCI-Expressスロットと帯域を共有する仕様になっている。
そのほか、SATA3.0(6Gbps)ポートは6基を実装、RAIDレベルはRAID 0/1/5/10をサポート。また、ポート直挿しで使用するSATA DOM用の電源コネクタを備える点などは、業務用マザーボードを多く手がけるSupermicroらしい仕様だ。
チップセット用ヒートシンクと合体する形状のヒートシンクを備えた、2基のM.2スロット。NVMe SSDのRAIDによる超高速ストレージの構築に対応、Intel Optane Memoryもサポートしている |
フォームファクタはいずれもM.2 2280/22110をサポート。下段が「M2-M1」で、上段のCPU側が「M2-M2」スロットだ |
M.2スロットに標準装備されているヒートシンク。チップセット用ヒートシンクと合体しているため、チップ側の発熱が気になる場合は追加の冷却オプションを考えたい |
SATA3.0(6Gbps)は6ポート、そのすぐ横にU.2ポートも2基備える | メモリスロットのすぐ脇には、SATA DOM用の電源コネクタを搭載する |
10ギガビットLANポートとIntelチップのギガビットLANなど、強力なネットワーク機能が魅力。USB3.1 Gen.2のデュアルポートも備え、欲しいポートはしっかり網羅されている |
続いてバックパネルインターフェイスを見ていこう。まず注目は2つ並んだLANポートで、向かって左側に搭載されているのがAquantia「AQC 107」による10ギガビットLANポート、そして右側がIntel「I219V」によるギガビットLANだ。有線ネットワークとしては、およそ最高レベルの環境が揃っている。
そのほか、USBはPCI-Express3.0(x2)接続のASMedia「ASM3142」によるUSB3.1 Gen.2×2(Type-A/Type-C)を筆頭に、USB3.0×4、USB2.0×2を実装。パネルを覆うように、SuperOロゴのRGBイルミネーションを内蔵したカバーも備えている。
バックパネルインターフェイスを覆うように備え付けられたパネルカバー。SuperOロゴと上部のスリット部分には、やや控えめながらRGBイルミネーションが内蔵されている |
10ギガビットLAN対応コントローラとしてはお馴染みのAquantia「AQC 107」を実装 |
10ギガビットLANチップは発熱が大きいこともあり、パネルカバー下にかなり大きめのヒートシンクが搭載されていた |
IntelのギガビットLANコントローラ「I219V」 |