エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.687
2018.10.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは編集部に届けられた評価サンプルを開封して外観チェックを進めていこう。最近ASRockが特に力を入れている電源回路は先代「Z370 Taichi」と同じ、デジタルPWM制御「Digi Power」による12フェーズ電源回路を採用。搭載コンポーネントも最低12,000時間の耐久性を誇る「ニチコン製12K Black Cap」や、飽和電流を60Aに高めた「Premium 60A Power Choke」、2枚のダイを積層してオン抵抗を抑えた「Dual-Stack MOSFET」をはじめとした高品質コンポーネントで固められている。
またATX12V電源コネクタは、一般的な8pinに加えて4pinタイプを追加。冷却性能に定評のある「XXLアルミニウム合金製ヒートシンク」もさらに大型化されており、高負荷時の安定性はもちろん、オーバークロック耐性にも期待ができそうだ。
ソケットはLGA1151を採用。CPUはCoffee Lakeと間もなく登場予定のCore 9000シリーズに対応する |
ヒートパイプで連結された2ブロック構成の「XXLアルミニウム合金製ヒートシンク」は、「Z370 Taichi」からさらに大型化されていた |
電源回路のヒートシンクを取り外したところ。コンデンサやMOSFET、フェライトコアチョークが歪みなく整然と配置されている |
コンデンサは「ニチコン製12K Black Cap」で、MOSFETにはダイを積層させた「Dual-Stack MOSFET」を採用 |
最大8フェーズ対応のデジタルPWMコントローラInternational Rectifier「IR35201」。不足分はフェーズダブラーで補われている | ATX12Vは一般的な8pinコネクタに加え、4pinコネクタが追加され電源供給能力を高めている |
チップセット用ヒートシンクはギアをモチーフにした「Taichi」シリーズおなじみのデザイン。「X470 Taichi」シリーズと同じ、複数のギアが立体的に重なり合う3D形状を採用し、「Polychrome RGB」対応のLEDライティング機能にも対応する。
大小複数のギアが重なりあう3D形状のチップセットヒートシンクを採用 |
ヒートシンク部のLEDライティング機能は実際には基板上に実装されていた |