エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.687
2018.10.09 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4×4本で、動作クロックは最高4,200MHz、メモリ容量は最大64GBまでの対応が正式に謳われている。またコンタクトピンには腐食に強い15μ厚の金メッキピン「15μ Gold Contact」を採用することで耐久性と安定性を高めている。
メモリスロットはCPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の並び。2枚で運用する際にはDDR4_A2/B2を使用する |
メモリ用電源回路のPWMコントローラはUPi「uP1674P」。また「ニチコン製12K Black Cap」や「Premium Alloy Choke」など高品質なコンポーネントを採用 |
「インタラクティブUEFI」には800MHzから8,400MHzまでの幅広いメモリクロックが用意されていた |
ストレージインターフェイスは3スロットの「Ultra M.2」に加え、チップセット接続のSATA3.0(6Gbps)×6、ASMedia「ASM1061」によるSATA3.0(6Gbps)×2を搭載。「Ultra M.2」は、M.2 22110形状×2とM.2 2280形状×1で構成され、最下段のM.2 22110形状スロットには、M.2 SSD全体をカバーする大型のヒートシンクが標準装備されている。
最下段の「Ultra M.2」スロットにはSSD全体をカバーする大型のヒートシンクを搭載 |
ヒートシンクの熱伝導シートには保護カバーが貼り付けられているので、剥がし忘れに注意 | 最下段の「Ultra M.2」スロットはM.2 22110フォームファクタまでの対応 |
最上段の「Turbo M.2」はM.2 2280まで対応。CPUソケットの直下にあるため、トップフロークーラーを組み合わせれば冷却効果も期待できる | 中段の「Turbo M.2」はM.2 22110まで対応。こちらのスロットを使う場合は別途ヒートシンクの導入を検討したい |
SATA3.0(6Gbps)は計8ポート。なお画像左端の2ポート(SATA3_A1/A2)はASMedia「ASM1061」に接続されている |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16形状)×3、PCI-Express3.0(x1)×2の他、リアインターフェイス部にワイヤレスカード用M.2スロットを搭載。標準装備するワイヤレスカードは残念ながら「Intel Dual Band Wireless-AC 3168」のため最大転送速度は433Mbpsに制限されるが、CNVi対応カードを別途用意すれば最高1,733Mbpsの高速データ転送が可能になる。
上位モデル「Z390 Taichi Ultimate」にはあらかじめCNVi対応の無線LANカードが搭載されている |
また3本のx16形状スロットは大型のグラフィックスカードを安全に支えるようにメタルシールドで補強した「PCIe Steel Slot」を採用。マルチグラフィックスは3-Way AMD CrossFire X/2-Way NVIDIA SLIをサポートしており、ハイエンドゲーミングPCやワークステーションPCのベースとしても十分な性能を備えている。
3本のPCI-Express3.0(x16形状)スロットはいずれも「PCIe Steel Slot」。またPCI-Express3.0(x1)スロットはエッジフリーのため帯域は不足するものの(x2)以上の拡張カードを搭載できる |