エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.690
2018.10.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 6.0.1」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して、計測を行った。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
シーケンシャル、ランダムともスコアに有意な差はなく、Crucial「BX500」シリーズは圧縮率の影響を受けないSSDと結論づけて良さそうだ。よって以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。
続いて「CrystalDiskMark 6.0.1」を使い、データサイズによる性能の違いを中心に確認していこう。データサイズは50MiB~32GiBまで、用意されている9種類すべてのプリセットでテストを実施した。
【50MiB】 | 【100MiB】 |
【500MiB】 | 【1GiB】 |
【2GiB】 | 【4GiB】 |
【8GiB】 | 【16GiB】 |
【32GiB】 |
シーケンシャルアクセスは読込最高559MB/sec、書込最高512MB/secで、いずれも公称値を上回るスコア。データサイズの違いによるブレも小さく、転送も安定している。
続いてランダムアクセスを確認すると、最も高速な4KiB Q8T8では読込が最高334.8MB/sec、書込が最高356.5MB/secを記録。IOPSに換算すると、それぞれ約81,700 IOPSと約87,000 IOPSで、SATA3.0(6Gbps)SSDのハイエンドモデルに匹敵する数値。ただし読込は500MiB~2GiB、書込は50MiB~2GiBを外れるとスコアが低下しており、データによっては思ったほど性能が伸びない可能性がある。