エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.699
2018.11.23 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
「NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 SPECIAL EDITION」を実際にPCに組み込みパフォーマンスを検証する |
ここからは、いよいよ各種ベンチマークテストや実際のゲームを使い、「NITRO+ RADEON RX 590 8G GDDR5 SPECIAL EDITION」のパフォーマンスを検証していこう。CPUがボトルネックにならないよう、テスト用のCPUには第2世代Ryzenの最上位モデルRyzen 7 2700Xを使用。マザーボードはX470チップセットを搭載するASUS「ROG CROSSHAIR VII HERO(WI-FI)」で、比較対象にはRadeon RX 580搭載グラフィックスカードを用意した。
なお、動作クロックは、ブーストクロック1,560MHz、メモリクロック8,400MHzの「NITRO Boost Settings」と、同1,545MHz、8,000MHzのリファレンス相当になる「Silent Settings」の2種類で計測を実施。また、Radeon RX 590のドライバは、レビュー用に配布された「18.40-181101a-335465E-RadeonSoftwareAdrenalin」を使用している。
GPUコア1,560MHz、メモリ8,400MHz(2100MHz)にオーバークロック済み。なお、「GPU-Z」のデータベースが古く、プロセスは14nmで認識されていた | アイドル時はGPUクロックが300MHz、メモリクロックは400MHzまで低下。また、ファンの回転はGPUコア温度が46度以下で停止する |
ドライバは、Radeon RX 590のレビュー用にAMDから配布された「18.40-181101a-335465E-RadeonSoftwareAdrenalin」を使用 |
Radeon RX 590の定格動作になる「Silent Settings」でも計測 | Radeon RX 580も定格動作。ドライバは原稿執筆時点で最新の「Radeon Software Adrenalin Edition 18.11.1」を使用 |
本格的な検証に進む前に、各種クロックやファンの回転数、さらにLEDイルミネーションの制御まで対応するSAPPHIRE独自ユーティリティ「TriXX 3.0」についても簡単に紹介しておこう。
タコメーター風のUIを備える「TriXX 3.0」(バージョン6.4.0)のメイン画面。各種クロックやGPUコア電圧、ファン回転数、LEDイルミネーションなどを設定できる |
「Fan Check」を使えば、2基のファンが正常に動作しているか確認できる |
左下にある「NiTRO Glow」をクリックすると、クーラー側面にあるSAPPHIREロゴの発光色やパターンをカスタマイズ可能 |
PCB温度やファンのスピードに応じて発光パターンを変更することもできる |
ファンに内蔵されているブルーLEDは、ファンが停止すると消灯する |
クーラー側面のSAPPHIREロゴにはLEDを内蔵。ブルーLEDファンと合わせて、強化ガラスサイドパネルのPCケースとの相性は良好だ |