エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.700
2018.11.30 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
最後にマザーボードユーティリティによる、RGB LEDの設定方法を簡単に紹介しておこう。今回はASRock「Z390 Extreme4」に付属する「Polychrome RGB」を使用しているが、LEDの制御はメモリスロットを介して行われるため、別途配線などは不要だった。またライティングパターンは、メモリ標準設定の「Default」(レインボー)に加えて、「Static」「Breathing」「Strobe」「ColorCycle」の4種類が選択可能。さらにカラーピッカーを使った、約1,670万色のカラー変更に対応する。
「KLEVV CRAS X RGB」のライティング設定は、「Polychrome RGB」の「Component」から行うことができる |
Styleをクリックすると、標準設定の他、4種類の発光パターンを選択できる |
LEDライティングにこだわりだすと、制御用のケーブルが増え配線が乱雑になりがちだが、「KLEVV CRAS X RGB」はメモリスロットを経由して制御するため、追加の配線は一切必要ない |
ライティングバーのカラーを変えるとガラリとその印象を変えることができる |
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“宝石”をイメージしたという、エッジカットデザインのライティングバーを搭載する「KLEVV CRAS X RGB」シリーズ。特にアドレサブルRGB LEDの機能を生かしたレインボーパターンによるイルミネーションは美しく、強化ガラスを採用するPCケースと組み合わせれば、間違いなく映えることだろう。
そして、メモリとしての本分である安定性にも配慮。今回はIntel、およびAMDの最新メインストリーム環境で動作を検証しているが、いずれも規定のクロックで安定動作が可能。さらに3,200MHzを超える高クロック動作によって、メモリ帯域やレイテンシだけでなく、レンダリング系のアプリケーションでも確実にその効果を確認することができた。
メモリ価格が下落傾向の今、ちょっと贅沢をしてオーバークロックメモリの導入を検討しているなら、美しいイルミネーションと高速なデータ転送速度を兼ね備えた「KLEVV CRAS X RGB」シリーズは、有望な選択肢となるだろう。
協力:ESSENCORE
KLEVV