エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.702
2018.12.08 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
拡張スロットは全8段。インチネジで固定された拡張スロット金具にはハニカム状の穴を設け、通気孔としての役割を果たす。ユニークなのはカラーがホワイトとブラックの交互になっている点。通常見えないマザーボードトレイをホワイト塗装にする等、「P101 Silent」の個性を感じさせる部分と言えよう。
マザーボードトレイと異なり、拡張スロット金具の配色は背面に露出する事になる |
2014年発売の「P100」に比べ、明らかに世代の違いを感じさせるのが、電源ユニットを覆うボトムカバー(シュラウド)の存在だろう。今でこそ当たり前のように存在する構成パーツだが、上下を二分するセパレート設計はあったものの、カバーして隠すという発想は一般的ではなかった。
「P101 Silent」のボトムカバーは、奥行きが実測で約290mm確保されている。つまりこのサイズが電源ユニットの有効スペース(奥行き)となるワケだ。なおシャーシへの取り付けはリベット留めで、取り外しは想定されていない。
電源ユニットをスッポリと覆うボトムカバー。天板にある2つの穴はケーブルを通すスルーホールだ |
電源ユニットの搭載は背面に2本のハンドスクリューで固定されている枠を使用。前後方向のインストールは、モジュラー式ケーブルコネクタの抜き挿しがし易いメリットがある |