エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.705
2018.12.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
メモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR4×4本を搭載。動作クロックは最大4,400MHzに対応し、プロファイルはIntel XMPをサポートする。容量は最大64GB(16GB×4)を実装可能だ。なお、各スロットは装甲仕様の「Ultra Durable Memory Armor」でシールド、電磁干渉や基板の歪みを防ぐ設計になっている。
CPUソケット側からDDR4_A1/A2/B1/B2の順に並ぶ、「Ultra Durable Memory Armor」仕様のメモリスロット。スロットに圧力がかかっても、基板の歪みや曲がりを防いでくれる |
トリプル実装するM.2スロットをはじめ、ハイエンドに相応しいストレージ環境を搭載している。M.2は標準でヒートシンクを備え、別途購入する必要がない |
今やハイエンドマシンに欠かせない、NVMe SSDに対応するPCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットは3基を搭載。驚速のRAIDストレージ構築にも対応する。また、サーマルスロットリングを防止するヒートシンクの「M.2 Thermal Guard」を全スロットに標準装備。トップはLEDを透過するアクリルカバーが装着されており、他のシリーズに比べてデザイン性も高い。なお、SATAポートはSATA3.0(6Gbps)×6を実装、RAID 0/1/5/10に対応している。
一番上の「M2M」は、M.2 2242/2260/2280/22110フォームファクタに対応。ヒートシンクは端をスロットに差し込み、反対側をネジ止めするスタイルだ |
真ん中の「M2A」はM.2 2260/2280/22110、下の「M2P」スロットはM.2 2242/2260/2280に対応。こちらの2本用ヒートシンクは、チップ用ヒートシンクと合体するように固定されている |
SATA3.0(6Gbps)ポートは6基を搭載。なお、一部ポートはM.2スロットと帯域を共有している点には注意が必要だ |
PCI-Express3.0(x16)スロットは合計3基を実装、すべてにハンダ接点を強化したメタルシールドの「Ultra Durable PCIe Armor」が装着されている。ハイエンドシステムで搭載が想定される、重量級のグラフィックスカードに備えた仕様だ。スロットは帯域別にPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8/x16形状)×1、PCI-Express3.0(x4/x16形状)×1という構成で、マルチGPUはQuad/2-Way SLI、Quad/3-Way/2-Way CrossFire Xをサポートしている。
そのほか、PCI-Express2.0(x1)スロットは2基、リアインターフェイス部にはCNVi対応モジュールが搭載されたM.2スロットを備えている。
重量級カードを挿しても破断しにくい、頑丈な「Ultra Durable PCIe Armor」仕様のPCI-Express3.0(x16)スロット |
PCI-Express2.0(x1)スロットは2基で、こちらには「Ultra Durable PCIe Armor」は使用されていない。基本的に重量のあるカードは接続しない(もしくはVGAクーラー下に隠れる)想定のため、問題はないだろう |