エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.714
2019.01.25 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
ここからは各種ベンチマークソフトを使い、システムのパフォーマンスを検証していこう。まずは「Sandra Titanium」の「メモリの帯域」と「メモリのレイテンシ」を使い、メモリの性能を確認していく。
「メモリの帯域」は、2,666MHzと2,933MHzで約7%、2,933MHzと3,200MHzでは約8%スコアが向上。またメモリレイテンシは、それぞれ約9%ずつ削減され、ほぼクロックに準じたスコアとなった。メモリ関連のベンチマークでは大きな効果が見られた高クロックメモリだが、CPUやGPUが中心のベンチマークではどのような結果になるのだろうか。以降のテストでさらに掘り下げていくことにしよう。
続いて、定番のCGレンダリングソフト「CINEBENCH R15」を使い、プロセッサの性能とメモリクロックの影響を確認していこう。
シングルコアテストでは、2,666MHzと3,200MHzで約3%、メモリへのアクセスがシビアになるマルチコアテストでも約5%で、メモリクロックの影響はそれほど大きくない。2,666MHzモデル(8GB×2:約12,000円前後)と3,200MHzモデル(8GB×2:約22,000円前後)の価格差を考えると、CPU性能が重要なアプリケーションがメインなら、クロックを抑えてより大容量のメモリや、ストレージのアップグレードを検討したほうが良さそうだ。