エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.718
2019.02.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、実際のゲームをプレイして「G-Master Hydro Z390 II」の実力を測ってみたい。まずはバトルロイヤルゲームの人気タイトル「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)」をプレイし、設定別の快適さを確認してみよう。描画品質は“ウルトラ”でプレイマップは「Erangel」を選択、解像度を1,920×1,080ドットと2,560×1,600ドット、3,840×2,400ドットの3パターンに設定し、フレームレートの計測を行った。
この手のゲームを快適にプレイするためには、どうしても60fpsは欲しいところ。結果はそのラインを十二分に満たすもので、4K解像度での最小FPSですら80fpsに迫る勢いだ。フレームレートを重視して設定を落とす必要は皆無。Core i9-9900KとGeForce RTX 2080 Tiを搭載するこのマシンなら、画質も画面解像度も希望通りの環境を選択できそうだ。
実動テストの最後は、リアルタイムレイトレーシング機能の「DXR(DirectX Raytracing)」に対応する「Battlefield V」だ。GPUはもちろんOSバージョンに至るまで、有効化するにはハードルが少なくないものの、これまでとは一段違った臨場感を演出してくれる機能。有効化することで、どの程度負荷が変わってくるだろうか。
なお、描画品質は“最高”を選択し、解像度は1,920×1,080ドットと3,840×2,160ドットの2パターンに設定。シングルプレイヤーモード「大戦の書」の「最後の虎」をプレイし、GPUOpenの「OCAT」で平均FPSを計測した。
通常の設定であれば、4K解像度でも平均70fpsに迫る余裕の動作。フルHD環境では170fpsと、持て余し気味なほどだ。ところが「DXR」を有効化するとかなり動作が重くなり、フレームレートはほぼ半減する。「DXR」を有効化した4K環境では40fpsを下回ってくるため、快適プレイには少々厳しめな印象だ。
その一方で「DXR」有効のフルHDでは、平均90fpsオーバーのフレームレートを達成。フルHD@60Hzのディスプレイ環境ならまったく問題ない結果といえる。「DXR」はまさに「GeForce RTX 20」シリーズの真骨頂といえる機能だけに、ぜひ動作環境を吟味の上で有効化してプレイしたい。