エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.729
2019.03.28 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
第9世代Coreシリーズこと、Coffee Lake Refresh-Sの最上位モデルCore i9-9900Kを使い冷却性能をチェックする |
さて、ここからはDeepcool「GAMMAXX L240」を実際のPCに組み込み、気になる冷却性能をチェックしていこう。今回テストに使用したCPUはLGA1151プラットフォーム最上位のCore i9-9900Kで、オーバークロックによって全コア5.10GHz駆動にした状態でも計測を行った。8コア/16スレッドになり、空冷でのオーバークロックが難しくなったフラッグシップモデルをどこまで冷やすことができるのだろうか。
またストレステストは「OCCT 4.5.1」、CPUの温度やファンの回転数計測には「HWiNFO v6.00」を使用。ファンコントロール機能はいずれも標準設定で、アイドル時は起動直後10分間放置した際の最低値、高負荷時は「OCCT 4.5.1/CPU:OCCT」を30分動作させた時点での数値をそれぞれ採用している。
Intel製CPUではコアごとに温度が取得できるが、今回は「CPU Package」の値を採用している | 「HWiNFO 6.00」からは、ファンだけでなくポンプの回転数も取得可能。こちらは定格通りおおむね2,550rpm前後で推移していた |
定格動作時の「CPU-Z 1.87.0」の結果。アイドル時は省電力機能によって800MHzまでクロックが低下。また全コアに負荷が掛かった場合は4.70GHz前後で動作する |
コア倍率は51倍で固定、コア電圧を+0.050Vへとオーバークロックした状態でも計測を実施した |
「CPU-Z 1.87.0」を確認したところ。コア倍率は絶えず51倍で、コア電圧は最大1.448Vまで上昇した |
「Mystic Light」を使えば、「GAMMAXX L240」のLEDをマザーボード上の標準LEDや、RGB LEDメモリなどと同期させることができる |
アドレサブルRGBには非対応のためカラーは単色になるが、インペラ全体が発光しているように見えるためかなりインパクトがある |