Thermaltake「Level 20 MT ARGB」外観デザインチェック

“良いPCケース”の条件は、拡張性の高さや組み込み易さがポイント。ところが”人気PCケース”の条件ともなれば、見た目が重要なファクターになる。ここからは創立20周年記念のアニバーサリーモデル「Level 20 MT ARGB」の外観デザインをチェックしよう。

強化ガラスを使ったフロントパネルデザイン

最近のThermaltakeと言えば、統一感のあるデザインがひとつの特徴。見方を変えれば”似たような印象”を持たれるだろう。ただし細部を見ていくと、それぞれに個性があり、「Level 20 MT ARGB」も例外ではない。

ABS樹脂製の枠をベースに、4mm厚の強化ガラスを装着したフロントパネルは、左右に約10mmの隙間を設け、通気性を確保。さらにスモークが掛かったガラス越しには3基の120mmRGBファンが露出。いかにも冷却性能の高さがアピールされている。

4mm厚ガラスパネル下部にはThermaltakeのロゴがワンポイントであしらわれている

なおフロントパネルは枠部分が着脱可能。スチール製シャーシには、左右各3本のピンで固定されており、下部の隙間を握り、引き剥がすように取り外しができる。例によって初めて取り外す際には多少の力とコツが必要。無理に引き剥がして破損させないようにしたい。

ABS樹脂パーツは割れてしまうため、無理な力は禁物。傷が付きにくいプラスチック製のヘラ等を使い、こじ開けるようにピンを下から外していこう

スイッチ&フロントアクセスポート

スイッチおよび各種アクセスポートは、トップパネル前寄りにレイアウト。右端にある正方形のボタンがPowerスイッチ、隣にHDDアクセスLEDを挟み、Resetボタンが装備される。中央にはUSB3.0ポートが2口、左にマイク、ヘッドホンの各端子、左端には標準装備ファンのRGBコントロール用スイッチが並ぶ。

電源ONの状態でPowerスイッチの外周がホワイトに発光する

なおRGBコントロール用スイッチは、Wave Mode、Flow Mode、RGB Lighting、Radar Mode、Breath Mode、Full Lighted Mode、Single Color、Light Off、そしてレッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー、ホワイト、パープルのカラーとの組み合わせで、なんとも多彩な27モードが用意される。