マグネット式防塵フィルタを備えたトップパネル

トップ面の約3分の2は通気孔仕様。冷却ファンおよびラジエターの増設ができるようになっている。また防塵対策として、マグネット固定式のフィルタを装備。筐体内部へのホコリ進入を未然に防いでくれる。なおフィルタのサイズは実測で約260x155mmだった。

4mm厚強化ガラスと、通気孔付きスチールの両サイドパネル

サイドパネルを個別に見ていこう。左サイドパネルはフロント同様、4mm厚強化ガラスパネルを採用。透明度は高いものの、若干の色が付けられているようにも見える。パネル自体はほぼ全体が強化ガラスで、左右の枠部分にはスチールを装着。ガラスサイズは実測で幅約425mm、高さは約435mmだった。

一方、右サイドパネルは、前寄りに縦長の通気孔を用意。内側にはマグネットで固定された防塵フィルタが装着されている。開口部のサイズは実測で幅約110mm、高さ約250mmといったところ。

4mm厚強化ガラス製左サイドパネルと、通気孔を設けたスチール製右サイドパネル。いずれもシャーシにはハンドスクリュー2本で固定。前者には、表裏に保護フィルムが装着された状態で出荷される

シンプルなリアパネルデザイン

筐体後方からリアパネルデザインをチェックする。まず最上段右手には標準装備の120mmファン、その左手はマザーボードのバックパネル用にカット。中段の大半は拡張スロットが占め、最下段には電源ユニットがマウントされる。コンパクトなミドルタワーPCケースだけに、良い意味で無駄がない設計。それぞれが必要なスペースを分け合う内部構造である事が窺える。

ボトムパネルデザイン

底面を見ると、四隅には円形のABS樹脂製インシュレーターが装着済み。設置面には振動吸収効果も期待できる、リング状の滑り止めゴムが装着されていた。また電源ユニットがマウントされる後方部は冷却ファン用の通気孔を設け、ツメで引っ掛けられた防塵フィルタが装備されていた。

ちなみにABS樹脂製インシュレーターの直径は実測で約40mm。高さは約15mmあって、設置面との空間を作り出す役割をも果たしている