エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.731
2019.04.05 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
まずは定番の3Dレンダリングベンチマーク「CINEBENCH R15」を使い、CPUのパフォーマンスと「Dynamic Local Mode」の影響を確認していくことにしよう。
「Single Core」については、定格、最大ブーストクロックとも高い2950Xが約7%上回る。一方「Multi Core」については、2990WXが6割以上も高く、32コア/64スレッドというコア数のメリットが最大限に発揮されている。また「Dynamic Local Mode」の有効・無効については、ほとんどスコアに影響が見られなかった。
続いて、最新レンダリングベンチマーク「CINEBENCH R20」でも、CPUのパフォーマンスと「Dynamic Local Mode」の影響を確認しておこう。
「Single Core」については、やはり2950Xの方が優勢だが、「Multi Core」では、コア数の多い2990WXが一気に巻き返す。また「Dynamic Local Mode」を有効にすると、「Single Core」「Multi Core」ともわずかながらスコアが低下。これはバックグラウンドサービスとして動作する「Dynamic Local Mode」によって、使用するコアの割り振りをするオーバーヘッドが発生しているものと思われる。とは言えその差は1%未満で、実際の処理にはほとんど影響がないはずだ。