4mm厚強化ガラス製の両サイドパネル

左右両サイドパネルは、いずれも4mm厚の強化ガラス製。フロントおよびトップ同様のダーク色が採用されている。サイズは実測で幅が約495mm、高さが約420mm。縁部分はスチール製で、ここに強化ガラスが固定されている格好だ。

なおシャーシへの固定は、ヒンジが無いプッシュロック式を採用。サイドパネル後方の縁部分上下には計2本の突起があり、シャーシ側のジュラコンキャッチ（メス）でロック。背面の折り返し部を上下2本のハンドスクリューで固定する。

シャーシ側後方上下には、ジュラコンキャッチのメス側が埋め込まれている。ここでロックを掛ければ、背面2本固定のハンドスクリューを緩めてもサイドパネルが直ちに脱落する事が無い

リアパネルデザイン

内部構造を知るには、リアパネルを眺めればいい。各パートの配置を見ることで、おおよそのレイアウトが把握できる。
　まず最上段右手には標準装備品の140mm口径ファン、その左手の開口部はマザーボードのバックパネルポジションだ。中段左手は横置きの拡張スロット、右手には縦置きの拡張スロットがあり、最下段のカットアウトは電源ユニットの搭載スペースになる。このレイアウトから、奇をてらわない一般的なミドルタワーPCである事が分かる。

両サイドパネルを外した状態のリアパネル。両端部上下には、サイドパネル固定用のネジ穴が確認できる

ほぼ全面防塵フィルタに覆われたボトムパネル

本体を逆さまにして、ボトムパネル面をチェックしよう。構成パーツをギッシリ詰め込んだ状態で、底面を見る機会は恐らくないはず。今のうちにじっくりと確認しておこう。
　まず目に付くのはほぼ全面をカバーする防塵フィルタの存在。前方へスライド着脱が可能で、付着したホコリをこまめに吸い取れば、常に清潔な状態を保つ事ができるというワケだ。また四隅には円形のインシュレーターを装備。設置面には滑り止め効果のあるゴムが装着されている。

大判防塵フィルタのサイズは実測で幅約155mm、長さは約525mmにもおよぶ

プラスチック製インシュレーターは、台座部分がメッキ仕上げ。装着される滑り止めゴムは直径約30mm。なおインシュレーターの高さは実測約15mmで、設置面とシャーシに隙間を設ける役割も果たしている