エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.740
2019.05.23 更新
文:pepe
続いて3Dベンチマークソフト「3DMark」を使い、グラフィックス性能をチェックしていこう。プリセットは、APIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」、DirectX Raytracingを使用する「Port Royal」の6種類を選択した。
グラフィックスカードの性能が比較的素直に出るベンチマークだが、フルHD解像度の「Fire Strike」は27644、2K解像度およびグラフィックス設定がすべて最高設定になる「Fire Strike Extreme」で16329、マルチグラフィックスをメインターゲットにした4K解像度の「Fire Strike Ultra」でも8526で、「ZEFT X9E」にとっては、DirectX 11のベンチマークは負荷が小さいと言わざるを得ない。
また「Time Spy」は13751、4K解像度の「Time Spy Extreme」は6393で、最新APIを使用した環境でもスコアは非常に高い。さらにDirectX Raytracingを使用する「Port Royal」でも8283で、「Battlefield V」「Metro Exodus」「Shadow of the Tomb Raider」などのレイトレーシング対応ゲームでも、美麗なグラフィックスを堪能しながらゲームを楽しめる。
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークを進めていこう。まずは「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」からだ。APIは「DirectX 11」、描画品質は“最高品質”、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行った。
フルHDやWQHDでは“非常に快適”となる7,000ポイントを2倍以上も上回る良好な結果。4K解像度でも11366で、「ファイナルファンタジーXIV」では、超高解像度・最高画質の設定でも性能が不足することはなく、快適にゲームを楽しめる。
続いて人気FPSタイトルの最新作「Battlefield V」のスコアをチェックしていこう。解像度はフルHDに固定し、APIはDirectX 11とDirectX 12(DXR有効)、フレームレート制限は“200”、垂直同期は“オフ”に設定。グラフィックスの品質プリセットは“低”、 “中”、 “高”、 “最高”の4種類で、フレームレートの測定にはGPUOpenの「OCAT」を使用した。なおモードは「コンバインド・アームズ」、マップは「Twisted Steel」を選択し、誤差を最小限に抑えるため、いずれも同じ行動、同じキルパターンを90秒間再現している。
テストごとに全く同じ行動をできるわけではないので、誤差はあるものの、DirectX 11では130fps以上、DirectX 12(DXR有効)では110fps以上で、フルHD解像度ならどんな条件でも最高画質でストレスなくゲームをプレイできる。「ZEFT X9E」で、「Battlefield V」をプレイするなら、高解像度や高リフレッシュレートなど、液晶ディスプレイにもこだわりたい。