エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.743
2019.06.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16形状)×2、PCI-Express3.0(x1)×3、M.2×1で、ATXマザーボードとしては標準的な構成。マルチGPUはAMD CrossFireXをサポートしているが、多くの場合、グラフィックスカードは1枚で運用することになるだろう。そのため、重量級のグラフィックスカードを支える、半田接点の強化とメタルシールドを施した「PCI-E Steel Slot」は上段のPCI-Express3.0(x16)スロットのみに採用されている。
ワイヤレス用のM.2 2230スロットも含め、拡張スロットは基板下側にまとめて配置 |
上段のPCI-Express3.0(x16)スロットは、周囲をメタルシールドで補強した「PCI-E Steel Slot」 |
PCI-Express3.0(x1)スロットはいずれもエッジフリーのため、帯域幅は制限されるがグラフィックスカードなども搭載可能 |
デジタルノイズの混入を防ぐため、メイン基板から独立した設計を採用するオーディオ回路。オーディオICはハイエンドマザーボードで採用されることが多いRealtek「ALC1200」で、コンデンサには音響向けのニチコン製「ファインゴールド」シリーズを搭載。さらにクロストークを防ぐ左右チャンネルを分離したレイヤー設計や、サージプロテクション、金メッキを施したオーディオジャックなどにより、音質を高めている。
クロストークを防ぐため左右チャンネルを分離したオーディオ回路。リアインターフェイスのオーディオジャックだけでなく、フロントピンヘッダにも金メッキpinを採用する |
オーディオICはハイエンドマザーボードで採用されることが多いRealtek「ALC1200」 | コンデンサは音響向けのニチコン製「ファインゴールド」シリーズ |
デジタルノイズの混入を防ぐため、オーディオ回路はメイン基板から独立した設計 |
リアインターフェイスはUSB3.2 Gen.2×2(Type-A/Type-C)、USB3.2 Gen.1×2、USB2.0×2、ギガビットLAN×1、オーディオ端子×5、光オーディオ端子×1、PS/2×1で、ディスプレイ出力はDipslayPort×1、HDMI×1の2系統を搭載。オーディオ端子にはいずれも腐食に強い金メッキが施され、USB2.0にはESD保護機能を備える。
リアインターフェイスはMOSFETヒートシンク一体型のカバーによって、物理的な衝撃からも保護されている |