エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.749
2019.06.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
内部構造で重要なチェックポイントのひとつが冷却ファンレイアウト。外観の象徴であるメッシュパネルは単なるデザインではなく、複数の冷却ファンが増設できるよう設計されている。そんな増設エリアをポイント別に確認していこう。
メッシュ仕様のフロントパネルを外すと、スチール製シャーシ面には120mmファン2基が確認できる。7枚インペラ仕様で回転数1,200±200rpmの標準装備品は、後述の「モジュラードライブケージ」直前にマウント。フレッシュな外気を取り入れつつ、ストレージに直接風を当てる事で、大切なデータ保護の役割を兼ねている。
なおフロント部の搭載可能ファン数は、120mmファンなら3基、140mmファンなら2基とされ、制限付きながら120/140/240/280/360mmサイズラジエターも固定ができる。
2基の標準装備品120mmファン上部には空きスペースがあり、もう1基の120mmファンが増設可能 |
付属のブラケットをネジ留めし、ナイロン製プッシュピンで120mmファンを増設。冷却能力は向上するものの、5.25インチオープンベイを塞いでしまう |
オプション扱いにすることで、自由にエアフローレイアウトが構築できるトップ面。トップカバーを外すと、シャーシ天板には冷却ファン増設スペースが確認できる。このスペースには120mmファンなら3基、140mmファンなら2基が搭載可能。ラジエターは120/140/240/280/360mmの各サイズが搭載できる。
複数の冷却ファンまたはラジエターが搭載できるトップ面。システム構成に無理がなければ、冷却ファンを増設しない自然排気に任せてもいい |
CPUソケット周辺の常時排熱を行うリアファン。出荷時より120mmファンが標準で装備されている。なお最もオーソドックスな120mmサイズラジエター採用の簡易水冷の換装にも対応。好みの冷却スタイルが選択できる余地を残した。
標準装備ファンは7枚インペラのスタンダードタイプ。回転数は1,200±200rpmとされ、動作音はまったく気にならないレベルの静音性が確保できている。なおコネクタタイプは3pin |