マザーボードトレイ背面の2.5インチ専用ブラケット

マザーボードトレイ背面には、2台分の2.5インチSSD専用ブラケットが用意されている。ひとつ目は、5.25インチ光学ドライブベイの右横。ふたつ目はCPUクーラーメンテナンスホールの下エリア。シャーシにはいずれも1本のハンドスクリューで固定し、2.5インチSSDを底面からネジ留めしてマウントさせる。

5.25インチオープンベイの右横に位置する、2.5インチSSD専用ブラケット

CPUクーラーメンテナンスホールのちょうど真下に縦置きする、2.5インチSSD専用ブラケット。このスタイルから、コネクタは下向きに設置する事になるだろう

ベーシックな拡張スロット

拡張スロットは全7段。ATX規格のミドルタワーPCケースでは最も標準的な装備だ。流行のグラフィックスカード垂直マウント用拡張スロットも無い。「CM694」は魅せるPC構築に向く強化ガラス製サイドパネル仕様と、塞がれたスタンダードタイプの2種類がある。拡張スロットがベーシックなスタイルである事から、あくまで設計思想の主は後者であるのかもしれない。なお独立した拡張スロット金具はインチネジ固定で、通気性を確保する目的のスリットが設けられていた。

ボトムカバー内の電源ユニット搭載スペース

多くのミドルタワーPCケース同様、電源ユニットはボトムマウントを採用。ABS樹脂製ボトムカバー（シュラウド）内に設置する。資料によると、電源ユニットの有効スペースは276mmとされ、ハイエンドクラスのロングタイプも搭載可能。ただしケージタイプのシャドウベイを最も背面寄りに設置した場合は、長さ160mmに制限される。

電源ユニットの設置面には、実測で長さ約85mmのゴムクッションが2枚装着済み

ケージタイプのシャドウベイと場所を分け合う関係。取り外すことで広大な搭載スペースを独占する事もできる