エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.764
2019.08.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
「Ion+ Platinum」シリーズの概要を確認したところで、早速パッケージから取り出した本体を外側から眺めていこう。外形寸法はW150×D150×H86mmで、前述の通り奥行きを150mmに抑えたショートデザインが採用されている。上下フレームの接合部が曲線になっていたりと、優美な印象を受ける設計だ。なお、モジュラーコネクタ側には、セミファンレス機能「Zero RPMモード」のON/OFFスイッチも備えている。
地味なパーツのようでいて、メーカーごとの個性が表れる電源ユニット。まずは“スカンジナビアデザイン”の筐体を外側から眺めていく |
140mmファンを搭載しつつ、奥行きを150mmに抑えたショート設計。PLATINUM認証モデルの中でも、かなりコンパクトな部類に入るだろう |
冷却ファンは、長寿命かつ静音仕様のFDB採用ファン「Dynamic Series 140mm」を搭載。ファングリルは縦格子のデザインになっている |
サイドにロゴが入っている以外は、サイドとボトムに装飾はない。上下パーツは曲面で接合しており、デザイン上のアクセントになっている |
組み込んだ際はケース内部を向くことになる、オール着脱式のフルモジュラーコネクタ。エリアごとに接続ケーブルが区分けされている |
モジュラーコネクタの横に搭載されているのが、セミファンレス「Zero RPMモード」のON/OFFスイッチだ | AC電源口とロッカースイッチを備えた背面部。かなり広いエリアが通気口になっている |
一見しただけで柔軟性の高さが分かる「UltraFlexケーブル」。フルモジュラー仕様のため、必要なケーブルだけを接続すればいい |
フルモジュラー仕様の「Ion+ Platinum」が採用するケーブルは、Fractal Designが新たに開発した「UltraFlexケーブル」だ。効率や電流容量への影響なく導体をわずか直径0.08mmに抑え、柔軟性を大幅に向上させている。
それらケーブルが備えるコネクタの内訳は、ATX 24pin×1、EPS 8pin×1、ATX 12V 4+4pin×1、PCI-Express(6+2pin)×6、SATA×10、4pinペリフェラル×4という構成。余裕のあるケーブル長も見逃せない特徴で、ATX 24pinケーブルとEPS 8pinケーブルは600mm、ATX 12V 4+4pinケーブルは700mmだ。
24pinのATX電源ケーブル。全長は600mm | CPU補助電源は、EPS 8pinとATX 12V 4+4pinの2系統を備え、ワークステーション系マザーにも使用可能。ケーブル長は同じく600mm |
PCI-Express(6+2pin)補助電源は、ケーブル3本で合計6系統へ給電可能。ケーブル全長は670mmだ | SATA用補助電源は、ケーブル3本で合計10系統。400+120+120+120mmが2本と650+120mmが1本という構成だ |
4pinペリフェラルは、ケーブル1本に4系統を備える。ケーブル全長は760mm | アース線が付いた主電源ケーブル |