エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.769
2019.08.25 更新
文:pepe
続いて3Dベンチマークソフト「3DMark」を使い、グラフィックス性能をチェックしていこう。プリセットは、APIにDirectX 11を使用する「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」、DirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」の5種類を選択した。
グラフィックスカードの性能がメインになるベンチマークだが、フルHD解像度の「Fire Strike」は23132、2K解像度およびグラフィックス設定がすべて最高設定になる「Fire Strike Extreme」で13414、マルチグラフィックスをメインターゲットにした4K解像度の「Fire Strike Ultra」で6997となった。
また「Time Spy」は11948、4K解像度の「Time Spy Extreme」は5550で、最新APIを使用した環境でもスコアは非常に高い。特に解像度が高くなるほどCPUスコアの粘りが強く、高負荷環境下においても統合スコアが落ち込まず安定している。
実際のゲームを想定したベンチマークを進めていこう。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」からだ。APIは「DirectX 11」、描画品質は“最高品質”、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行った。
フルHDやWQHDでは“非常に快適”となる7,000ポイントの2倍を軽く超える結果となった。4K解像度でも9,459で、「ファイナルファンタジーXIV」では、4K解像度を最高品質設定にしても性能が不足することはなく快適にゲームを楽しめる。
重量級の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」におけるベンチマークスコアをチェックしよう。描画品質は“高品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を行った。
今回の最高判定である「とても快適」を記録したのはフルHD設定のみとなった。WQHDでは「快適」、4Kでは「やや快適」の判定。仮に4K環境でゲームプレイをしたとしても支障はないが、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」を4Kの高品質でプレイすることを目的にしている場合は、BTOメニューからグラフィックスカードをカスタマイズして「GeForce RTX 2080 Ti」を選択すると良いだろう。
人気FPSタイトルの最新作「Battlefield V」のスコアをチェックしていこう。解像度はフルHDに固定し、APIはDirectX 12としてフレームレート制限は“200”、垂直同期は“オフ”に設定。グラフィックスの品質プリセットは“低”、 “中”、 “高”、 “最高”の4種類で、フレームレートの測定には「FPS Monitor」を使用した。なおモードは「コンバインド・アームズ」、マップは「Twisted Steel」を選択し、誤差を最小限に抑えるため、いずれも同じ行動、同じキルパターンを90秒間再現している。
DirectX 12、最高品質設定においても平均フレームレート138を記録している。また品質設定を下げていくとフレームレート上限の200FPSに張り付くようになる。フルHD解像度であれば、120Hz以上の高リフレッシュレートゲーミング液晶と組み合わせて快適なプレイができるだろう。