エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.770
2019.08.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
拡張スロットは、PCI-Express4.0(x16)×2、PCI-Express4.0(x1)×3、ワイヤレスカード用のM.2 2230×1を備え、マルチグラフィックスはAMD CrossFire Xに対応する。また上段のPCI-Express4.0(x16)スロットは、信号干渉を抑える効果もあるメタルシールドと、アンカーポイントを追加した堅牢な「PCI-E Steel Slot」で、コンタクトピンにはメモリスロットと同じ「15μゴールドコンタクト」を採用する。
PCI-Express4.0(x16)は2本搭載しているが、「PCI-E Steel Slot」は上段のみ。基本的にはシングルグラフィックスカードでの運用を想定しているようだ |
「PCI-E Steel Slot」には、アンカーポイントが追加され、従来より耐久性が向上している | PCI-Express4.0(x1)スロットは、エッジフリーのため帯域幅は制限されるがx2以上の拡張カードも搭載可能 |
ゲーミング向けではないため「Creative Sound Blaster Cinema 5」には非対応だが、音質を重視したパーツを採用するオーディオ回路 |
オーディオ回路は、ハイエンドマザーボードで使われることが多い、S/N比120dBAのRealtek「ALC1220」と、ニチコンの音響向けコンデンサ「ファインゴールド」シリーズで構成される「Purity Sound4」だ。ノイズを最小限に抑えるため、メインのデジタル回路から分離した独立設計や、クロストークを防ぐ左右チャンネルのレイヤー分離構造も採用し、オンボードながらクリアなサウンドを楽しめる。
オーディオチップはS/N比120dBのRealtek「ALC 1220」 | 5つのコンデンサは、いずれもニチコン「ファインゴールド」シリーズ |
デジタルノイズの混入を防ぐため、オーディオ回路はメイン基板から独立した設計 |
基板と同じデジタル迷彩柄がプリントされた「Flexible I/O Shield」は、ケースに合わせて上下・左右・前後に微調整が可能 |
バックパネルインターフェイスは、USB3.2 Gen.2×2(Type-A/Type-C)、USB3.2 Gen.1×6、オーディオ端子×5、光オーディオ端子×1、PS/2×1、ギガビットLAN×1、HDMI×1、DisplayPort×1。無線LANカードは非搭載だが、アンテナ用のポートが用意されており、後から増設することはできる。また一体型I/Oシールド「Flexible I/O Shield」は、上下・左右・前後に調整できるため、ケースによってうまく取り付けられないという心配はない。
バックパネルインターフェイスの上部は「I/O Armor」でカバーされている |
「I/O Armor」を取り外したところ。「Full Coverage M.2 Heatsink」と同じ、4pinのLEDコネクタを備える |