エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.787
2019.10.19 更新
文:松野 将太
最後は「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果だ。
スコアにして2000ポイント近く、7~8%前後の大きな差がついた。複数の処理が重なるような状況では、メモリクロックの違いで大きくパフォーマンスを改善できる余地がある。ハイエンドCPUやGPUの性能をより活かしたいのであれば、ハイクロックなメモリを選択するのがベターだ。
「HyperX FURY DDR4 RGB」の実勢価格は、今回テストしたDDR4-3200 8GBx2モデルが13,000円ほど。ライティング機能ありのモデルとしては手頃な値段だが、さらなる高クロック動作が狙えるDDR4-3466モデルは8GBx2キットで実勢14,800円前後と、それほど値段が変わらない。3,200MHz動作のまま容量を増やしたければ、実勢23,000円前後の32GBキット、46,000円前後の64GBキットを狙うという選択肢もある。メモリ全般が一時期よりも安価に購入できるようになったため、このあたりは悩みどころだ。
製品自体は、Intel環境において自動OC機能に起因すると思われる不調はあったものの、XMPプロファイルを適用していれば起動やテストにまったく問題は起きなかった。基本的には素直な動作で、AMD環境なら定格の安定動作、Intel環境ではハイクロックメモリによるパフォーマンスの改善が期待できる。ライティング機能やデザインに魅力を感じるなら、プラットフォームを限定しない、汎用性の高いメモリが欲しいユーザーにとっても検討に値する製品だろう。
協力:Kingston Technology