エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.791
2019.10.29 更新
文:松野 将太
実際のゲームでのフレームレートも確認しておこう。まずは人気のサバイバルシューター「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」だ。描画品質は“ウルトラ”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類。フルスクリーン設定で、マップ「Erangel」のリプレイ再生時の1分間のフレームレートを「OCAT」で計測した。
フルHD解像度のGeForce GTX 1660では、平均フレームレート約80fps、最小フレームレートが62fpsと、ギリギリ60fps張り付きを実現できる程度だが、GeForce GTX 1660 SUPERでは平均90fpsを超え、最小フレームレートも70fps近くで安定する。WQHD解像度でもGeForce GTX 1660 SUPERが平均フレームレートで約10fps上回っているが、シューター系タイトルにおけるフレームレート10fpsの差は大きく、特にハイリフレッシュレート液晶を使用する環境では無視できない。なお、さすがに4K解像度ではいずれも快適プレイには厳しいものの、他のテスト同様にGeForce GTX 1660 SUPERの優位性は明らかだ。
続いてDirectX 11対応タイトルの「Far Cry New Dawn」を試してみよう。画質は“最高”で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類。ゲーム内ベンチマークモードを利用し、平均フレームレートと最小フレームレートを取得した。
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」のテストとほぼ同じ傾向で、ここでもビデオメモリの違いが明確なフレームレートの差として現れている。本タイトルはシングルプレイタイトルなので、PUBGよりはリッチな画質にこだわるプレイヤーも多いと思うが、WQHD解像度で平均60fpsを超えられたのはGeForce GTX 1660 SUPERのみ。4K解像度でのプレイはさすがに厳しいが、ある程度の負荷のタイトルであれば、WQHDでのプレイもおおむね問題なく可能だろう。