エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.795
2019.11.13 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、「AORUS GPC-01S」のサイドパネルを取り外し、その内部構造を観察する。キーパーツに「AORUS」シリーズを採用した、プレミアムなゲーミングマシンはどのような構成になっているだろうか。なお、「AORUS GAMING PC」はBTOではなく完成品PCのため、実際に購入する製品も同様のパーツが搭載されている。
要所を「AORUS」ブランドパーツで固めた「AORUS GPC-01S」。その構成パーツを個別にチェックしていこう |
「AORUS GPC-01S」のCPUには、第3世代RyzenのハイエンドモデルRyzen 7 3700Xが搭載されている。8コア/16スレッドのマルチスレッド性能が魅力で、動作クロックは最大4.4GHz。上位グレードのCore i9に匹敵するゲームパフォーマンスをもつほか、動画編集やゲーム配信ではそれ以上の性能を発揮する。第3世代Ryzenシリーズで最も売れ筋であり、ゲームも配信も1台でこなせる優秀なCPUだ。
Ryzen 7 3700Xを冷却する、「AORUS」ブランドの高冷却クーラー「GP-ATC800」。TDP 200W対応の冷却パフォーマンスが魅力だ |
そしてその冷却には、TDP 200Wに対応するサイドフロークーラー「GP-ATC800」が搭載されている。国内未発売のモデルで、「AORUS GAMING PC」が製品化されるにあたり、専用品として採用されることになった。
冷却方式は直径6mmのヒートパイプ6本をダイレクトタッチで接触させる仕様で、従来から接触面積が大きく拡大。さらにヒートパイプとヒートシンクの溶接方式が改良され、熱伝導効率が高められている。より冷却が厳しいCore i9-9900Kの全コア5GHz駆動も可能なほどで、Ryzen 7 3700Xを冷やし切るには十分な能力だ。
高い冷却性能に並ぶ魅力は、システムと完全同期が可能なRGBイルミネーション。RGBファンをデュアル搭載し、クーラートップにもRGB LEDが内蔵されている |
さらに冷却ファンは、RGBイルミネーションを搭載した120mm口径のユニークブレードファンを搭載。クーラートップの「AORUS」ロゴと合わせ、「RGB Fusion 2.0」でシステム全体とライティングの同期が可能だ。