エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.802
2019.11.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
ここからは、パッケージから取り出した「TOUGHPOWER GF1 ARGB GOLD」を外側からチェックしていこう。まず印象的なのは、風通しの良さを思わせる通気孔の多さだろう。トップと背面のほぼすべてに加え、サイドウォールの一部にもスリットを設ける高冷却仕様。これは冷却を助けると同時に、デュアルRGBリングを備えたファンの発光をより効果的に魅せることを狙ったデザインだ。
また、背面に注目すると、イルミネーションのカラーと発光モードを切り替える「Color」「Mode」スイッチを見つけることができる。マザーボードと同期しない場合でも、電源ユニット単体で手動のライティング設定が可能というワケだ。そのほか、ACコネクタのすぐ隣には、セミファンレス「Smart Zero Fan」のON/OFFスイッチを搭載。ファンを常時回転させることもできる。
エアフローの確保に加え、ライティングの効果的な拡散のためデザインされた筐体。トップから背面、サイドの一部まで通気孔が広がっている |
筐体はスチール製。モデル名が記載されたサイドウォールにはスリットが少なく、モジュラー部には完全にコネクタのみとなっている |
冷却機構は、アドレサブルRGBに対応する140mmファン「Riing Duo 14 ARGB Fan」を搭載。デュアルRGBリングに18灯のLEDを内蔵している |
外形寸法はW150×D160×H86mm。大口径な140mmファン搭載モデルとあって、奥行きは一般的なサイズだ | 底面には、出力表のシールが貼り付けられていた。ほとんどの場合、搭載時には隠れてしまう面だろう |
スリットが覆う背面部。ACコネクタと主電源のロッカースイッチに加え、ライティング切り替えの「Color」「Mode」スイッチ、セミファンレスの切り替えスイッチを備えている |
ケース内部を向く、モジュラーコネクタ部。各コネクタは挿し間違えに配慮した形状になっている |
スッキリしたケーブル取り回しが可能なフルモジュラー仕様の電源ユニット。最大容量の850Wモデルは、コネクタ数もかなり充実している |
「TOUGHPOWER GF1 ARGB GOLD」は、すべてのケーブルが着脱可能なフルモジュラー仕様の電源ユニットだ。ケーブルは取り回し良好なフラットケーブルが採用され、ケース内の組み込みも容易だろう。
コネクタは、ATX 24pin×1、ATX 4+4pin×2、PCI-Express(6+2pin)×6、SATA×12、4pinペリフェラル×4という構成。2系統のCPU補助電源に加え、最大3基のハイエンドグラフィックスカードへ給電できるPCI-Express補助電源も備えている。
24pinのATX電源ケーブルは、全長600mm。フラット仕様のため、太めのATXケーブルも比較的折り曲げやすい | CPU補助電源ケーブルは、全長650mmが2本。OCを想定したハイエンドマザーボードにも2系統を給電可能だ |
PCI-Express(6+2pin)補助電源は、ケーブル2本で6系統を備える。全長はいずれも650mm | SATA電源コネクタは、4系統3本で合計12コネクタ。末端までの長さは950mmとなっている |
4pinペリフェラル電源は、ケーブル1本で4コネクタ。全長は950mmだ | 4pinペリフェラルから変換して使用するFDD電源ケーブル |
アドレサブルRGB対応のマザーボードに接続するシンクケーブル | アース線付きの主電源ケーブル |
ケーブルはゆったりしたスリーブケースに収められていた | 本体をケースに固定するネジに加え、ケーブルをまとめる際に便利な結束バンドも同梱されている |