エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.802
2019.11.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
続いては、定番ストレステストの最新版「OCCT 5.4.2」だ。CPUとGPUの両方に強力な負荷がかかる「PowerSupplyTest」を選択し、フルロード時の挙動を検証する。テストは先ほど同様に30分間連続で動作させている。
テスト中におけるシステムの消費電力は最大340Wで、今回の検証においては最大の負荷がかかっていた。
そして結果はといえば、先ほどと数値がほぼ同じこともあり、いずれも安定した挙動を示している。+12Vの最小値はやや違うものの、変動幅は-0.01%を下回り、まったく問題はない。グラフも微小な変動はあっても概ねフラットなもので、フルロード時でも極めて安定していることが分かる。
次は複雑な3D描画シーンにおける挙動を、3Dベンチマークテストの「3DMark」で検証する。テスト環境には、DirectX 12対応の4K負荷テスト「Time Spy Extreme Stress Test」を選択。20回ループで10分間続くテストを3周行い、約30分間動作させている。
消費電力は最大259Wと、少々負荷が低下した。そうした場合はたいてい電圧変動にも変化がみられるものだが、最大/最小値ともに「OCCT」と同様と、まったく動作にブレがない点が好印象だ。特に重要な+12Vは、おおむね11.952Vで動作しており、定格からの変動幅は0.004%にすぎない。