Antec「P120 Crystal」外観デザインチェック

ここからは「P120 Crystal」の外観デザインから検証を開始する。作業を始めるにあたり、強化ガラス表面に貼り付けられている保護シートを全て剥がした。指紋や手垢が付かないよう、慎重に検証を進めていく。

保護シートは一般的な強化ガラスに貼り付けられているタイプとは違い、一度剥がすと再生は不可能

全面強化ガラス製のフロントパネル

製品名が表す通り、”Crystal（クリスタル）”がデザインの主たるコンセプト。それを象徴しているのが、フロントパネルだ。透明度の高い強化ガラスは全面にわたり、リアパネルまで一直線に内部が露出。サイドフロー型CPUクーラーの冷却ファンが正対し、グラフィックスカードの末端が正面に向く事になる。内部構成パーツを眺めるに留まらず、RGB LEDイルミネーションで装飾したドレスアップを、より効果的に楽しむ事ができるというワケだ。

飾らないトップパネル

一方で本来シンプルなデザインが特徴でもあるPerformanceシリーズ。「P120 Crystal」も例外ではなく、トップパネルは通気孔などを設けないフラットデザインを選択した。艶消しブラックに塗装された天板には、前寄りに「PERFORMANCE SERIES」の文字をプリント。シリーズ名を強調する試みが新しい。

「PERFORMANCE SERIES」文字横のスイッチ&アクセスポート

シリーズ名が強調された天板プリントの横には、各種スイッチおよび外部アクセスポートが並ぶ。用意されているのは、右側面から見て左端からPowerスイッチ、Resetスイッチ、マイク、ヘッドホン、さらにUSB3.0ポートが2口で、必要最低限に留められている。なお電源をONにすると、USB3.0ポート外周に内蔵されたホワイトLEDが発光する。

出荷時より、マイク、ヘッドホン、USB2.0端子にはゴム製の防塵キャップが装着済み。ホコリの侵入を嫌い、塞ぎっぱなしで常用するユーザーもいるだろう