エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.816
2020.01.08 更新
文:撮影・エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
両サイドパネルは、設置方法を想定した作りが特徴。横置き設置時は密閉されたスチール製の右サイドパネルが底面になるため、四隅に装着されたハンドスクリューはインシュレーターを兼ねたゴムが装着されていた。
一方で左サイドパネルは実測で3mm厚のアクリル製を採用。スモーク掛かった色付きのパネルで、レイアウト変更ができるアクセスポートの形状に合わせて1辺がカットされている。なおアクセスポートが移動できるとあって、パネル自体は縦横330mmの正方形で成形されていた。
アクセスポートを避けるよう台形にカットされた、アクリル製左サイドパネル。四隅にはゴムブッシュが装着されており、シャーシにはハンドスクリューで固定されていた |
スチール製の右サイドパネルは、ときに底面にもなる。横置き時を想定し、ハンドスクリューのグリップ部分はゴム製。設置面を保護する役割を果たしてくれる |
本体背面に回り、リアパネルデザインを観察する。真っ先に気が付くのは、電源ユニットマウント用の大きな開口部が見当たらない点だろう。代わりに上段左端には3極ACインレットがあり、筐体内部の”どこか”からケーブルで中継する設計である事が分かる。
その他、上段右手にはパンチング加工の通気孔と、標準装備品の120mmファン、左手にはマザーボードのバックパネル用開口部が確認できる。そして下段を占有するのが拡張スロットだ。
ボトムパネルもパンチング加工が施された通気孔仕様。出荷時より防塵フィルタが装着済みで、ホコリ対策は万全だ。また縦置き時の設置面となる四隅の台座には、滑り止めを兼ねたゴム(実測10x35mm)が固定されている。
ゴムを含む台座の高さは実測約10mm。防塵フィルタの固定には合計10個の円形ゴムが使用されており、容易に着脱ができる仕掛け |