エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.817
2020.01.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
まず最初のに実行するのは、3Dレンダリング系の定番ベンチマークテスト「CINEBENCH R20」だ。Ryzen 5 3600搭載による、純粋なCPUパフォーマンスを調べてみよう。
さすがはマルチスレッド性能に優れる第3世代Ryzenシリーズ。最大12スレッドの論理コア数を活かし、マルチコアテストは3,500pts半ばをマークした。シングルコアテストも477ptsと健闘、全体的にミドルレンジ向けCPUとしてはかなり優秀なスコアを叩き出している。ゲームプレイはもちろん、同時に配信を行うようなシチュエーションでも1台でこなしてくれそうだ。
次は「AORUS GPC-01R」がもつグラフィックス性能を3Dベンチマークテスト「3DMark」でチェックする。DirectX 11環境の「Fire Strike」に加え、DirectX 12に対応した「Time Spy」の各種プリセットを選択。それぞれどの程度スコアを伸ばせるかを見ていこう。
まず「Fire Strike」では、フルHD解像度の無印テストで17,837/19,900(総合/Graphics score)をマーク。フレームレートも100fps近い数値が出ており、フルHD環境におけるパフォーマンスはかなり良好だ。
さすがに4Kの“Ultra”は厳しいが、WQHD(2,560×1,440ドット)解像度の“Extreme”ではスコアが8,987/9,268、フレームレートも50fpsに迫るなど、十分に健闘している。タイトル次第では、フルHD以上の解像度でも高画質設定のままで遊べるかもしれない。
DirectX 12環境の「Time Spy」では、WQHD解像度の無印テストが7,643/7,761、フレームレートが50fps前後と、「Fire Strike」同様の粘りを見せてくれた。そしてやはり4K解像度の“Extreme”では、フレームレートも20fps前後に落ち込むため、高画質設定の快適プレイには、基本的にフルHD~2K程度の解像度を選択することになりそうだ。